あっという間に12月。いやでも忙しくなる季節だけれど、秋ドラマも終盤。
結局、連続ドラマで観続けたのは、「時効警察はじめました」だけという寂しい秋。
「時効警察」は出来不出来はあったけれど、私はアンチ彩雲ではないので、毎回十分楽しかった。雰囲気とパターンを楽しむドラマだもんね。
謎解きがどうのこうのとイチャモンつける気は最初からないし。
それでも好みだったのは、武田真治が存在感あったスペシャルと、密室モノの向井理登場の第2話、そして寺島しのぶ登場のプロレスものの第7話かな?
プロレス編は、みんなバランスが良くてギャグもすべってなくて面白かった。
(寺島さん、必死で笑いこらえてたでしょ?)
いよいよ来週で最終回で残念。「熱海の捜査官」の高校生たちが(二階堂ふみ、山崎賢人、染谷将太)同窓会するそうなので、すごく楽しみです。
できたら、「熱海の捜査官」もテレビで再放送してほしいけれど、テレビ局にとっては過去の人気ドラマは貴重な有料コンテンツだし、無理かなあ。
朝ドラ「スカーレット」は面白く観続けている。
「ええよー」のイッセー尾形がいなくなったのは残念だけれど、漫才みたいな会話を交わす商品開発室の八郎といい感じ。
イケメン林遣都が、意外に陽気な三枚目やってるのが新鮮。大阪弁も上手。
「銀二貫」でも上手だったし、もしかして関西出身?
「銀二貫」は年末にCATVで再放送するので、もう一回観たい。
BSプレミアムでは、「主任警部モース HDリマスター版」と「歪んだ波紋」を観ている。
「モース」については
以前に書いたのと感想は変わらないが、原作と違ってもこれはこれでシリーズとして楽しんでいる。
「歪んだ波紋」はまだ続いていて、結構長い。
シリアスで重い内容だけれど、正直言って、ちょっと詰め込み過ぎ?
サスペンス重視の私としては、フェイクニュースを意図的に流しているのは誰なのか、その動機は?という点に興味がある。
でも、このドラマは誤報を流してしまった記者である松田龍平と、その被害者の小芝風花の心情に寄り添うことがメインのようだ。日本的というか、湿度高め。
特に小芝風花が、これでもかというくらい世間の冷たい風に当り続けるシーンがしつこく繰り返されて、ちょっとウンザリ。これは脚本の問題なのか、原作の問題なのか、私にはわからない。イッセー尾形のエピソードも救いがなさすぎるし・・
事件と、それを巡る登場人物たちの心情が醸し出す湿度の加減は難しい。
「智に働けば角が立つ.情に棹させば流される」から。
「サギデカ」はその加減が絶妙で、傑作になっていた。
このドラマは、ちょっと焦点が合わせにくくなっているような気がする。
まあ、最後まで見届けたいとは思う。